光度階級分類(銀河の)
よみ方
こうどかいきゅうぶんるい(ぎんがの)
英 語
luminosity class(of galaxies)
説 明
渦巻腕の発達の度合いと渦巻銀河の光度(絶対等級)に相関があることを利用して、渦巻腕の見え方に基づいて銀河を5段階の光度階級に分類したもの。ヴァンデンバーグ(S. van den Bergh)によって考案された。光度階級はローマ数字のIからVの5段階で表され(Iが最も明るい)形態を表す記号と組み合わせて、ScI、SbIIIなどと表記される。光度を直接測っているわけではないため、暗い銀河であっても明るい階級に分類されたり、明るい銀河であっても暗い階級に分類されることがある。銀河の見かけの形から光度を推定できるので、一時期、銀河の距離の推定に利用されたが、距離指標関係式などに比べて精度は劣る。
2018年08月16日更新
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