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スターバースト銀河

 

よみ方

すたーばーすとぎんが

英 語

starburst galaxy

説 明

スターバーストが起きている銀河。2種類に大別される。中心部でスターバーストが起きている円盤銀河や合体銀河と、全域あるいは一部の領域でスターバーストが起きている青色コンパクト矮小銀河がある。後者は形態の観点から矮小銀河に分類される。銀河風を伴っているスターバースト銀河も多い。近傍ではM82が有名である。スターバースト銀河では、星から出た光の大部分がダストに吸収され、赤外線として再放射されている。そのため、スターバースト銀河の明るさの指標として赤外線光度が用いられることが多い。典型的なスターバースト銀河は10^{11}太陽光度以下だが、極めて明るいものも少数ながら存在する。10^{12}太陽光度以上のものは超高光度赤外線銀河(ULIRG)と呼ばれる。スターバーストを終えて間もない銀河は特徴的なスペクトルを示し、ポストスターバースト銀河と呼ばれている。

2018年08月16日更新

関連画像

代表的なスターバースト銀河M82。すばる望遠鏡による撮像。
銀河円盤(視線方向に対して横向き)に対して上下方向に広がっている
赤い構造は、スターバースト現象で生じた銀河風である。
波長6563ÅのH𝛂輝線で光っているために赤く見える。
銀河風は銀河本体から5kpc程度の距離まで広がっている。
(クレジット:国立天文台・ハワイ観測所)。
http://www.naoj.org/Pressrelease/2000/03/24/M82_260.jpg