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KAGRA大型低温重力波望遠鏡

高

よみ方

かぐらおおがたていおんじゅうりょくはぼうえんきょう

英 語

KAGRA Large-scale Cryogenic Gravitational Wave Telescope

説 明

岐阜県飛騨市にある神岡鉱山の中に建設された日本の大型低温重力波望遠鏡。基線長 3 km をもつレーザー干渉計を用いて、直交する基線が重力波によって微小に伸び縮みする量を測定する。レーザーを基線中で何回も反射させて伸び縮みの量の測定精度を上げる。反射鏡を揺らす原因である地面振動を小さくするため、地下に設置された。地面振動に加えて鏡を揺らすもう1つの原因である熱雑音を抑えるため鏡をマイナス250度(20 K)まで冷却する。光学特性に優れていること、低温に冷却すると熱伝導や機械的損失が少なくなることなどからサファイアを反射鏡に用いる。2010年に建設を開始し、2018年頃から本格観測を開始する予定である。マイケルソン干渉計も参照。

2018年03月19日更新

関連画像

KAGRA大型低温重力波望遠鏡の概念図。(東京大学宇宙線研究所)
https://www.nao.ac.jp/news/topics/2015/20151116-kagra.html
KAGRAのトンネル内部。
(東京大学宇宙線研究所)