天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

セファイド不安定帯

 

よみ方

せふぁいどふあんていたい

英 語

Cepheid instability strip

説 明

HR図上で、セファイドを含む脈動変光星が見られる帯状の領域。脈動不安定帯ともいう。この不安定帯を構成する変光星は、2階電離したヘリウムの層が大気の表面近くに位置するために大気が振動不安定になることによる。この不安定帯には、セファイド以外にも主系列星(たて座\delta型星、矮星セファイド)、種族Ⅱ水平分枝星こと座RR型変光星)などの変光星がみられる。

2018年10月06日更新

関連画像

*HR図上のセファイドループとセファイド不安定帯(右上から斜めに走る二本の実線で挟まれた領域)。図中の数値は太陽質量単位の星の質量。
斎尾英行「中小質量星の進化」、シリーズ現代の天文学第7巻、野本・定金・佐藤編『恒星』4章 図4.2(日本評論社)
* 各種の脈動変光星のHR図上でのおおよその位置。破線で囲まれた領域がセファイド不安定帯である。
神戸栄治「星の振動の観測」、シリーズ現代の天文学第7巻、野本・定金・佐藤編『恒星』1.4節 図1.18(日本評論社)