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アルファ粘性モデル

 

よみ方

あるふぁねんせいもでる

英 語

alpha viscosity model

説 明

降着円盤の現象論において、角運動量輸送率をガス圧に比例すると仮定した理論モデルのこと。
星の周りに存在する回転ガス円盤中のガスは角運動量を失うことにより少しずつ中心星に落下し、それに伴って失った重力エネルギーは降着円盤や中心星を輝かせると考えられる。実際には、落下するガスが失う角運動量は何らかの角運動量輸送メカニズムによりガス円盤の外側に運ばれると考えられ、その輸送率をモデル化するために考えられたのが、アルファ粘性モデルである。実際の具体的な角運動量輸送メカニズムは磁気流体力学的乱流であると考えられている。その磁気乱流を駆動しているのは、磁力線に貫かれた差動回転するガス円盤に内在する磁気回転不安定性であると考えられる。乱流粘性も参照。

2018年03月06日更新

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