子午儀
よみ方
しごぎ
英 語
transit instrument
説 明
観測精度を高めるため子午線方向にしか動かないようにして、天体の子午線通過時刻を調べることに特化した望遠鏡。子午線通過時刻から、観測地点の経度がわかっていれば天体の赤経が、天体の赤経がわかっていればその地点の経度が求められる。逆に、赤経と経度の両方を既知とすれば時刻(恒星時や平均太陽時)を決めることができる。観測精度を高めるために、方位軸のまわりに180度回転させて同じ星の子午線通過時刻を2回観測できる工夫がされている。子午儀より可動部を減らして精度を向上させた写真天頂筒の登場により、あまり使われなくなった。子午環も参照。
2018年08月24日更新
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