スーパームーン
よみ方
すーぱーむーん
英 語
super moon
説 明
大きく見える満月をスーパームーンと称することが多いようであるが、スーパームーンは学術用語ではなく、科学的な定義はない。地球の周りを回る月の軌道は楕円形なので、地球に近い位置で起きる満月と遠い位置で起きる満月は直径で14%程度(面積で30%程度)の違いがある。当然明るさも異なる。しかし、「この大きさ以上に見える場合をスーパームーンと呼ぶ」という定義は存在しないので、あるときの満月がスーパームーンであるかないか、次のスーパームーンはいつかなどを一義的に言うことはできない。また、正確な測定装置を用いないと、人間の感覚だけで月の大きさや明るさの違いを実感することは難しい。地平線近くにある月が大きく見え、天頂近くにある月が小さく見えるように、月の見かけの大きさの違いは主に錯覚によるからである。より詳しい解説は国立天文台のサイトにある。
https://www.nao.ac.jp/faq/a0207.html
2019年02月21日更新
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