特異等温球モデル
よみ方
とくいとうおんきゅうもでる
英 語
singular isothermal sphere model
説 明
球対称な自己重力系の密度分布のモデルの一つ。圧力を与える速度分散が一定であるため「等温」、また密度分布が半径の逆2乗に比例し中心で発散するので「特異」という。質量が半径に比例して増大するので、それを半径で割った重力ポテンシャルは一定となり円盤銀河で観測される平坦な回転曲線を説明する。このため銀河を取り囲むダークマターハローの簡単な密度分布のモデルとしてよく用いられる。また中心部の発散を取り除いたコア入り等温球モデルもよく用いられる。
2018年09月30日更新
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