多重散乱
よみ方
たじゅうさんらん
英 語
multiple(Coulomb)scattering
説 明
物質中を進む荷電粒子は、原子核の電場により散乱(クーロン散乱)されて進行方向が曲げられる。(ハドロンの場合は強い相互作用による散乱も寄与する)。1回あたりに散乱される角度は小さいが、多数回散乱を受けることにより大きく曲げられることもある。これを多重散乱といい、モリエール(G. Moli`ere)の理論(1948)でよく記述される。
2018年03月06日更新
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