天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

マゼラン望遠鏡

 

よみ方

まぜらんぼうえんきょう

英 語

Magellan telescope

説 明

ラスカンパナス天文台にある口径6.5mの光赤外望遠鏡であるバーデ望遠鏡とクレイ望遠鏡の2台の総称。2台の望遠鏡はまったく同型であり、それぞれ、天文学者のバーデ(W. Baade)と慈善事業家のクレイ(L.T. Clay)にちなんで名づけられている。完成したのはバーデ望遠鏡が先で、2000年にファーストライトを迎えている。クレイ望遠鏡のファーストライトは2002年。カーネギー研究所、アリゾナ大学、ハーバード大学、ミシガン大学、マサチューセッツ工科大学が共同で運用している。マゼラン望遠鏡は主鏡にアリゾナ大学スチュワード天文台の鏡研究所(ミラーラボ)が開発したハニカム鏡を搭載しており、光学系はグレゴリー型を採用している。グレゴリー焦点も参照。
マゼラン望遠鏡のホームページ:
https://giantmagellan.org/

2024年02月25日更新

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます

    マゼラン望遠鏡のドーム
    http://hea-www.harvard.edu/~dsteeghs/Images/Magellans.jpg