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高速フーリエ変換

 

よみ方

こうそくふーりえへんかん

英 語

fast Fourier transform

説 明

クーリー(J.W. Cooley)とチューキー(J.W. Tukey)によって1965年によって見いだされた、有限区間の離散フーリエ変換を計算機を用いて高速に行う算法のこと。有限区間に等間隔にN個の点を考え、そこでの関数の値がfkk=1, 2, ..., N)で与えられているとき、離散フーリエ変換は

$$ \hat{f}_j \equiv \sum_{k=1}^N f_k\exp(-2\pi i j k /N)\quad(j=1,2,\cdots, N)$$

で与えられる(iは虚数単位)。容易にわかるように、単純にこれを得るために必要な計算量はN2に比例するが、高速フーリエ変換は、Nが2のべき乗で表されるとき、N log2 Nに比例する計算量で求めることができる算法である。

2023年05月13日更新

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