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コーデッドマスク

 

よみ方

こーでっとますく

英 語

coded(aperture)mask

説 明

X線ガンマ線検出器の前に置かれるランダムなパターンの穴を開けたマスク。穴一つ一つがピンホールカメラの穴に相当すると考えれば、検出器には複数のピンホールカメラの画像が写っていると考えることができるため、フーリエ変換など数学的な手法を用いて光源の像を再構成できる。斜入射X線望遠鏡を用いることのできない硬X線やガンマ線に対し、ある視野内の光子強度分布を、時系列あるいは検出器上の強度パターンに変調するために用いられる。実際に用いられた例として、インテグラル衛星スイフト衛星が挙げられる。すだれコリメータも参照。

2019年06月04日更新

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    *コーデッドマスクと検出器の概念図
    高橋忠幸・森正樹「ガンマ線」、シリーズ現代の天文学第17巻、井上・小山・高橋・水本編『宇宙の観測III』2章 図2.21(日本評論社)