アリストテレス
よみ方
ありすとてれす
英 語
Aristotle(Aristoteles)
説 明
アリストテレス(Aristotle; BC384-BC322)はギリシャの植民都市スタギロス生まれの古代ギリシャ最大の哲学者、自然学者。彼が対象とした分野は、論理学、形而上学、神学、物理学、心理学、生物学まで及ぶ。プラトンが哲学を思想の科学ととらえたのに対し、アリストテレスは現実世界に起こることの本質を追究する科学ととらえ、科学の基礎を与えた。
プラトンのアカデメイアに学び、後にマケドニアの王子アレキサンドロス(アレキサンダー大王)の家庭教師になる。アテネで学園リュケイオンを開き、正統派としてのアリストテレス自然学・哲学を確立した。地上のすべての物体は、火・空気・土・水の4元素からなるとし(4元素説)、天上界はエーテルに満たされ、月下界とは厳格な区別があるとした。地球は宇宙の中心に静止しており(天動説)、そのまわりを惑星がついている同心球の天球が完全な円運動を行なうなど、ルネッサンスに至るまでヨーロッパとイスラムの宇宙観に大きな影響を及ぼした。
2020年08月28日更新
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