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MHD magnetohydrodynamics(MHD)

電磁流体力学を参照。

磁気音波 magnetosonic wave

電磁流体波の一種で、磁気圧とガス圧との勾配を復元力とする波。磁気音波には、磁気圧とガス圧の復元力が互いに強め合う場合と打ち消し合う場合があり、前者は速い磁気音波(ファーストモード)、後者を遅い磁気音波(スローモード)と呼[…]

磁気回転不安定性 magneto-rotational instability(MRI)

差動回転する磁化プラズマ中の不安定性であり、回転軸に対して微小変動を受けた内側と外側のプラズマの角運動量が、プラズマを貫く磁力線を介して交換されることにより成長する。この不安定性は、1959年にベリコフ(E.P. Vel[…]

磁気圏 magnetosphere

磁場を持つ惑星や衛星の周辺で、太陽風(プラズマ)が磁場にとらえられている領域。地球の磁気圏は太陽側では地球半径の10倍程度だが、反太陽側には大きく引き延ばされた「吹き流し」状の形をしている。地球以外にも、水星、木星、土星[…]

磁気流体波 magnetohydrodynamic wave

電磁流体波を参照。

磁気流体力学 magnetohydrodynamics(MHD)

電磁流体力学を参照。  

章法 Metonic cycle

古代中国で行われていた太陰太陽暦において、メトン周期に従って19年間に7回のうるう(閏)年を置く暦法のこと。この19年間の周期を章と呼んだ。章法では、章の始まり(章首)の年の冬至が11月1日になるよう定められ、11月1日[…]

スピッツアー Spitzer, Lyman Strong, Jr.

スピッツアー(Lyman Spitzer Jr.;1914-97)はアメリカの理論物理学者・天文学者。オハイオ州トレド生れ、イェール大学に学び、プリンストン大学で1938年に天体物理学で学位を取得。33歳でラッセルの跡を[…]

大気分散 atmospheric dispersion

空気の屈折率の変化に起因する大気差は波長によって異なるため、波長による天体の見かけの位置のずれ、すなわち天体の色のにじみとして観測され、これを大気分散と呼ぶ。大気分散は低高度であるほど大きく、可視光での低高度の観測時など[…]

地球磁気圏 magnetosphere

地球の持つ磁場が支配的な領域のこと。地球の双極子磁場は地球表面の赤道で北向きに約0.3ガウスの強さをもつ。この双極子磁場に太陽風が吹きつけ、そこで起こる相互作用がオーロラなどのさまざまな現象を引き起こすだけでなく、地球磁[…]

電磁流体波 magnetohydrodynamic wave

電磁流体力学で現れる波動であり、MHD波動とも呼ばれる。横波のアルベーン波と縦波の速い磁気音波(ファーストモード)および遅い磁気音波(スローモード)の3つの異なる波動がある。

電磁流体力学 magnetohydrodynamics(MHD)

プラズマなど電気を伝えやすい流体を取り扱う流体力学。磁気流体力学と呼ばれることもある。また、MagnetoHydroDynamicsを略してMHDとも呼ばれる。 プラズマのような電離したガスの中では電流が流れ電気が伝わ[…]

爆轟波 detonation wave

爆発的な核燃焼が衝撃波の伝播とともに超音速で広がっていく現象。Ⅰa型超新星における爆発的な燃焼波面の伝播として想定されるものの一つで、炭素フラッシュ後の中心核の膨張により、その外側で衝撃波が生じ、そこでも炭素燃焼の暴走お[…]

ボーア磁子 Bohr magneton

電子の固有磁気モーメントのこと。電子の電荷 $e$、換算プランク定数 $\hbar$、電子質量 $m_{\rm e}$を用いてボーア磁子 $\mu_{\rm B}$を表すと $$ \mu_{\rm B}=\f[…]

南アフリカ天文台 South African Astronomical Observatory(SAAO)

ケープタウン郊外にある南アフリカの国立天文台。サザーランドに南アフリカ大型望遠鏡を建設した。2011年、国際天文学連合(IAU)の Office of Astronomy for Development(OAD: 社会発[…]

メトン周期 Metonic cycle

同じ月日に同じ月の位相が見られる周期として、紀元前433年にギリシャの数学者メトン(Meton)が発見した19年の周期。19 太陽年は365.242194 日 ✕ 19 = 6939.601686 日で、これが235 朔[…]

モートン波 Moreton wave

H𝛂線による太陽観測において、波のような擾乱がフレア発生点から外側に向けて500-2500 km s-1の速度で伝播する現象。1960年にH𝛂線の高速カメラによってアメリカのモートン(G. E. Moreton)が発見し[…]

モールトン波 Moreton wave

モートン波を参照。

ロシター-マクローリン効果 Rossiter- McLaughlin effect

太陽系外惑星のトランジット(トランジット法参照)中に、中心の恒星のスペクトル線の波長が時間と共に偏移する効果。ロシター効果と呼ばれることもある。 自転している恒星を見ると、恒星面の半分は近づき、半分は遠ざかるので、ドッ[…]