窓関数
よみ方
まどかんすう
英 語
window function
説 明
フーリエ変換を使うスペクトル解析などの分野で、無限区間で定義されている関数 f(x) (-∞<x<∞)の有限区間(a ≦ x ≦ b)だけを取り出すために用いられる関数。窓関数 w(x) は
w(x) ≠ 0 (a ≦ x ≦ b)、
w(x) = 0 (x < a または x > b)
という性質を持つので、g(x)=f(x)w(x) は区間 (a ≦ x ≦ b)でのみ値を持ち、その外では0となる。最も単純なものは 区間 (a ≦ x ≦ b)で w(x)=1 とする矩形窓である。
実際には g(x)=f(x)w(x) のフーリエ変換から求めた g(x) のスペクトルから f(x) のスペクトルを復元するので、具体的な問題ごとに適切なさまざまな窓関数が考案されている。
矩形窓のほか、ガウス窓、ハン窓、ハミング窓などがある。
2023年05月03日更新
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