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ファウラー、ウィリアム

 

よみ方

ふぁうらー

英 語

Fowler, William Alfred

説 明

ウィリアム・ファウラー(William Alfred Fowler;1911-1995)はアメリカの天体物理学者。ピッツバーグで生まれ、1933年オハイオ州立大学を卒業後、カリフォルニア工科大学で学位を取得。第2次世界大戦以前は主に核物理学の実験に従事した。それらの成果は後に恒星内部の原子核反応の研究に応用された。1946年、カリフォルニア工科大学の教授に就任し、1957年に発表された、恒星で生成される元素の起源に関するジェフリー&マーガレット・バービッジ夫妻とホイルとの共著論文(著者の頭文字を取ってB2FH論文と略称される)は重要な論文である。1963年 にヘンリー・ノリス・ラッセル講師職、1979年 にブルース・メダル受賞。1983年には「宇宙における原子核反応の理論的および実験的研究」の功績により、ノーベル物理学賞を受賞した。

 

参考:https://phys-astro.sonoma.edu/brucemedalists/william-fowler

2024年10月09日更新

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    ウィリアム・ファウラー(Photo from the Nobel Foundation archive)