コマ(彗星の)
よみ方
こま(すいせいの)
英 語
coma
説 明
彗星が太陽に近づいた時に観測される、彗星頭部が明るく拡散状に広がった領域。中心にある彗星核から放出されたガスとダストで構成される。英語のコマ(coma)はギリシャ語で「かみのけ」を意味する言葉に由来する。彗星自身をコメット(comet)と呼ぶゆえんでもある。ガスの数密度が高い彗星核の近くでは、ガスとダストが一体となった流体として振る舞うが、ガスの密度が低い外側ではガスとダストは分離して運動する。まれに、彗星大気と呼ばれることもある。コマのガス(C2、CNなどのラジカル成分を含む)の地上観測(電波、赤外など)から、彗星の揮発性成分の組成が求められている。
2018年08月15日更新
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