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コマ(彗星の)

高

よみ方

こま(すいせいの)

英 語

coma

説 明

彗星が太陽に近づいた時に観測される、彗星頭部が明るく拡散状に広がった領域。中心にある彗星核から放出されたガスとダストで構成される。英語のコマ(coma)はギリシャ語で「かみのけ」を意味する言葉に由来する。彗星自身をコメット(comet)と呼ぶゆえんでもある。ガスの数密度が高い彗星核の近くでは、ガスとダストが一体となった流体として振る舞うが、ガスの密度が低い外側ではガスとダストは分離して運動する。まれに、彗星大気と呼ばれることもある。コマのガス(C2、CNなどのラジカル成分を含む)の地上観測(電波、赤外など)から、彗星の揮発性成分の組成が求められている。

2018年08月15日更新

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    関連画像

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    池谷・張彗星の明るいコマ(写真右下の明るい部分、2002年3月撮影)
    http://antwrp.gsfc.nasa.gov/apod/ap020307.html
    赤外線で見たホームズ彗星のコマの構造
    http://www.spitzer.caltech.edu/images/2742-ssc2008-18a-Anatomy-of-a-Busted-Comet