円偏光
よみ方
えんへんこう
英 語
circular polarization
説 明
光の偏光状態の一つで、光の進行に従い電場ベクトルが進行方向 に垂直な面内で回転する状態のこと。角運動量を持ち、光子スピンに対応する。 光源から光が進行する方向を見た場合に、電場ベクトルが右回転する場合を右円偏光、左回 転する場合を左円偏光と呼ぶ。ただし、可視光では過去の伝統にしたがって、「光源に向かって観測する立場から見て、電場ベクトルが右回転する場合を右円偏光、左回 転する場合を左円偏光」との記述も散見され、この場合は左右が逆になっているので注意。なお、天球座標が右手系であるため、現在の定義に従えば、偏光面の位置角が時間に対して増加する向きが右回りになる。直線偏光、波長板も参照。
2021年10月01日更新
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