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時刻標準

 

よみ方

じこくひょうじゅん

英 語

time standard

説 明

時刻の基準となるもの。国際的な時刻標準は国際度量衡局(BIPM)の維持する協定世界時である。国内の時刻標準である中央標準時あるいは日本標準時は、国立天文台(NAOJ)、情報通信研究機構(NICT)、産業技術総合研究所(AIST)などの管理する原子時計群により維持され、情報通信研究機構の送信する報時信号などで送信されている。
また、全地球測位システム(GPS)の信号には、衛星に搭載した原子時計の示す時刻と、地上の原子時計とのずれの情報が含まれており、ここからも正確な時刻を取り出すことができる。とくに高精度な時計比較にはこの時刻がよく使われている。
なお、現在では光の周波数計測をもとにした光格子時計ミリ秒パルサーのパルス周期をもとにした時計など、原子時計をしのぐ時刻標準の研究が進みつつある。

2018年05月08日更新

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