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ハッブル流

 

よみ方

はっぶるりゅう

英 語

Hubble flow

説 明

ハッブル(E. Hubble)によって、セファイドなど用いて近傍銀河の距離が測定され、主にスライファーによって測定された銀河の赤方偏移との関係が調べられ、ハッブルとルメートルによって銀河の赤方偏移が距離に比例するというハッブル-ルメートルの法則が発見された。個々の銀河は膨張宇宙に対して特異速度を持っている。このため観測された赤方偏移から計算される銀河の後退速度は、宇宙膨張に起因する成分と特異速度に起因する成分が合わさったものである。このうち、宇宙膨張に起因する後退速度をハッブル流という。これに対して特異速度は、宇宙全体の膨張とは独立に局所的な構造によって生じる。局所的な銀河の速度場を調べるときには、両者を適切に区別することが重要になる。そのためには銀河の距離を測定することが必要となる。

2018年12月04日更新

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