天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

天体暦

高

よみ方

てんたいれき

英 語

ephemeris

説 明

月、太陽、惑星、小惑星、恒星などの天体の位置を天体力学の理論に基づいて計算し、時刻の関数として表したもの。日本の代表的な天体暦は『天体位置表』であった。これは「航海暦編集の基礎となり、 また、精密天文・測地作業に必要な諸天体の位置及びその他の諸量を、推算から得られる最も高い精度で掲載した」(「まえがき」より抜粋)ものである。天体位置表は、海上保安庁海洋情報部が毎年発行していたが、2010年版を最後に刊行が終了した。2011年以降の天体暦データは、国立天文台暦象年表WWW版(http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/cande/)に引き継がれている。外国には、アメリカ海軍天文台と英国航海暦局が共同して発行する Astronomical Almanac、NASAのジェット推進研究所が出版するDevelopment Ephemeris(DE)などの天体暦がある。暦(れき)も参照。

2018年04月11日更新

関連画像

日本の暦。暦象年表、天体暦、航海暦も参照。
(岡村定矩氏撮影)