天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

宇宙組成比

高

よみ方

うちゅうそせいひ

英 語

cosmic abundance

説 明

現在の宇宙に存在する元素の原子数の比は場所により異なるが、平均的な値を宇宙組成比と呼ぶ。最もよくわかっているのは太陽系の組成比で、太陽 光球面のスペクトル分析や地球に落下した隕石の化学分析など直接的なデータから得られる。水素とヘリウムがずば抜けて高いのは、宇宙誕生後の最初の数分間に軽元素合成が大量に起きたことを反映している。それより重い元素の大半は、星の内部の核融合反応や超新星爆発の際に合成されたと考えられている。

2018年12月11日更新

関連画像

*太陽系の元素組成。Anders & Gerevesse, Geochim. Cosmochim. Acta 53, 197(1989)の表より作図