天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

コマ(彗星の)

高

よみ方

こま(すいせいの)

英 語

coma

説 明

彗星が太陽に近づいた時に観測される、彗星頭部が明るく拡散状に広がった領域。中心にある彗星核から放出されたガスとダストで構成される。英語のコマ(coma)はギリシャ語で「かみのけ」を意味する言葉に由来する。彗星自身をコメット(comet)と呼ぶゆえんでもある。ガスの数密度が高い彗星核の近くでは、ガスとダストが一体となった流体として振る舞うが、ガスの密度が低い外側ではガスとダストは分離して運動する。まれに、彗星大気と呼ばれることもある。コマのガス(C2、CNなどのラジカル成分を含む)の地上観測(電波、赤外など)から、彗星の揮発性成分の組成が求められている。

2018年03月09日更新

関連画像

池谷・張彗星の明るいコマ(写真右下の明るい部分、2002年3月撮影)
https://ja.wikipedia.org/wiki/コマ (彗星)
赤外線で見たホームズ彗星のコマの構造
https://en.wikipedia.org/wiki/Coma_(cometary)