天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

クロノメーター

 

よみ方

くろのめーたー

英 語

Chronometer

説 明

現代では、スイスクロノメーター検定協会が行う厳しい精度テストにパスした高精度な時計を指すが、天文学との関わりからは、海洋時計(マリンクロノメーター)を指すことがほとんどである。揺れる船の上でも使用でき、船の位置(経度)の測定ができるほどの精度を有する海洋時計は18世紀にイギリスの時計職人ハリソン(J. Harrison)が発明した。当時は大航海時代で海難事故が多く、船の位置を知るためにクロノメーターが望まれており、精密なクロノメータに巨額の賞金がかけられていた。ハリソンが1759年に製作したクロノメーターH-4は、ポーツマスから西インド諸島のバルバドス島まで46日間の航海で誤差39秒という記録を打ち立て、紆余曲折はあったが2万ポンドの賞金を獲得した。

2018年04月08日更新

関連画像

ジョン・ハリソンの製作したクロノメータH-4
http://www.nmm.ac.uk/harrison