天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

二十四節気

高

よみ方

にじゅうしせっき

英 語

twenty-four solar terms

説 明

黄道上の黄経で15度毎に1太陽年を24等分した位置に太陽が来る日に、その季節にちなんだ名称を付けたもの。もともとは、太陰暦太陰太陽暦では日付と季節がずれるので、季節との対応をつけるために考案されたもの。各月ごとに、太陽黄経が30度の倍数となる「中」とそれと15度違う「節」がある。現代でも重要な意味を持つのは、冬至(黄経270度)、夏至(90度)、春分(0度)、秋分(180度)のいわゆる二至二分である。二十四節気は2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された。雑節も参照。

2023年09月14日更新

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます

    * 二十四節気の一覧表
    岡村定矩「時と暦」、シリーズ現代の天文学 第1巻、岡村・池内・海部・佐藤・永原編『人類の住む宇宙』第2版 7章 表7.2(日本評論社)