標準太陽モデル
よみ方
ひょうじゅんたいようもでる
英 語
standard solar model
説 明
ある標準的な手続きに従って(あるいは仮定に基づいて)構築された、太陽の進化モデルのことである。太陽は球対称で、力学的にも熱的にもある特定の瞬間にはバランスしている(準定常状態)と考える。また、太陽の中心部で核融合反応が始まった約46億年前には、太陽内部の全域で対流が起こっており、化学組成は一様だったと考えられるのでこの時点を起点とし、核融合反応によって化学組成が変わるとともに構造が変化して行くのを46億年間にわたって追いかける(進化計算という)。この間、太陽の質量は不変であるとする(質量放出は考えない)。46億年後には太陽が現在の表面温度と明るさに達していることを条件として課す。最近では、元素の拡散過程も計算に入れるのが「標準」となりつつある。
2018年03月06日更新
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