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太陽定数

高

よみ方

たいようていすう

英 語

solar constant

説 明

大気圏外の地球軌道上で単位面積が受ける太陽放射エネルギーのことで約1365 W m-2。1970年代後半から、太陽総放射計を搭載した人工衛星により精密な測定が行われている。太陽からの総放射量は、黒点が太陽表面に現れると瞬間的には0.2%程度減少する。長期的には、黒点数の多い太陽活動極大期に放射量が多く極小期に少ないというように、太陽活動周期と相関をもちながら約0.1%の振幅で太陽定数は変動する。黒点数の多い時期に太陽が総じて明るくなるというのは、太陽極大期に増大する白斑による放射量の増加分が黒点による放射量の減少分を上回っていることによるものと考えられている。

2018年10月13日更新

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    1978年より宇宙空間から観測された太陽総放射量の変化。平均的には1平方メートルあたり1366ワットほどのエネルギーが降り注いでいることがわかる。いくつもの衛星による観測データをつなぎ合わせて長期間の変化が記録されており、特に右半分の水色の部分はSOHO搭載の観測機器VIRGOによるものである。太陽活動周期の境界が縦棒で示してあり、例えばMin23/24とあるのは、第23周期と第24周期との境目である。
    (https://www.pmodwrc.ch/en/research-development/solar-physics/tsi-composite/,
    courtesy of Claus Fröhlich, Davos Wolfgang, Switzerland)