天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

スネルの法則

高

よみ方

すねるのほうそく

英 語

Snell's law

説 明

屈折率 $n_1$ の媒質から入射角 $\theta_1$ で入射した光線が屈折率 $n_2$ の媒質中に屈折角 $\theta_2$ で出ていくとき、これらの間には

$$n_1\sin\theta_1=n_2\sin\theta_2$$

の関係があり、これをスネルの法則または屈折の法則と呼ぶ。名前はこの法則を発見したオランダの天文学者・数学者であるスネル(W.Snell:1580-1626)に由来する。

屈折現象は古くはイスラム科学者のイブン=サフル(Ibn Sahl:940–1000) とアルハゼン(Alhazen:965頃-1040頃)、また近代ではフランスのデカルト(R.Descartes:1596-1650)、オランダのホイヘンス(C. Huygens:1629-1695)らが研究している。ホイヘンスの原理も参照。

2023年05月08日更新

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます

    *入射角と屈折角の関係