新城新蔵
よみ方
しんじょう しんぞう
英 語
SHINJO Shinzo
説 明
日本の天文学者(1873-1938)。京都帝国大学宇宙物理学教室の創設者、第8代京都帝国大学総長。日本における天体物理学のパイオニアの一人。1895年に東京帝国大学物理学科卒業後大学院に進学、田中館愛橘、長岡半太郎らとともに重力測定や地磁気測定に従事した。1900年に京都帝国大学助教授に就任し、1905〜1907年にドイツのゲッティンゲン大学に留学、シュワルツシルトによる天体物理学の講義を受け、強い感銘を受けた。1918年に従来の日本にはない新しい天体物理学を研究する宇宙物理学講座を京都帝国大学に創設し、主任教授となった。恒星の進化や変光星、連星などの天文学研究のほか、東洋天文学史の研究も行ない『東洋天文学史研究』(1928)を著した。
2021年10月03日更新
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