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非動径振動

 

よみ方

ひどうけいしんどう

英 語

non-radial oscillation

説 明

恒星の振動(脈動)には種々のモード(形態)がある。振動による速度、温度等の変化が星の表面上均一の場合は動径振動(脈動)(radial pulsation)で、一方それらが分割された表面領域で異なる場合が非動径振動(脈動)(non-radial pulsation)である。非動径振動では、ある領域が明るくなっている時に隣の領域で暗くなっているので、表面分割の数が多すぎると、点光源として観測される恒星では、変動が相殺されてしまって観測が難しい。
恒星の振動には、圧縮されたときに起こる圧力の反発力で振動が起こるpモード振動と、隣りの振動領域との密度差を解消しようとする力(浮力)によって振動が起こるgモード振動とがある。pモード振動は動径振動と非動径振動ともに起こるが、gモード振動は、水平方向には密度が均一である動径振動では起こらず、非動径振動だけで起こる。脈動変光星 も参照。

2024年09月05日更新

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