狭輝線領域
よみ方
きょうきせんりょういき
英 語
narrow-line region
説 明
活動銀河核のスペクトルに見られる幅の狭い(半値全幅が数百km s-1程度)許容線・禁制線が放射される領域。英語の頭文字を取ってNLRとも呼ばれる。中心エンジン(降着円盤とコロナ)からの極紫外線(EUV)〜X線を含む電離連続光により光電離されたガスからなると考えられている。領域の大きさは100パーセク(100 pc=326光年)程度とかなり大きく、ガスの温度は約1万 K、数密度は 102 cm-3 から 104 cm-3 程度である。スペクトルに幅の狭い許容線だけが見られる活動銀河核は2型AGNと呼ばれている。広輝線領域、活動銀河核統一モデルも参照。
2025年10月27日更新
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