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プランク

 

よみ方

ぷらんく

英 語

Planck, Max

説 明

マックス・プランク(Max Karl Ernst Ludwig Planck;1858-1947)は「量子論の父」とも呼ばれるドイツの理論物理学者。デンマーク領のキールに生まれ、ミュンヘン大学、ベルリン大学に学び、1879年ミュンヘン大学より学位取得。1885年からキール大学教授となり、1889年にベルリン大学へ、1926年にはカイザー・ウィルヘルム研究所に移り、1930年にその所長となった。
1900年に黒体放射(熱放射)の分布式(プランク分布)を導出、その過程で黒体放射の入っている空洞壁の振動子のエネルギーが連続した値を取ることができず、とびとびの値(ある単位の整数倍)になっていると仮定し、「量子革命」を起こすことになった。光の最小単位に関する定数 $h$プランク定数と名づけられ、物理学における基礎定数の一つとなった。これらの功績により1918年にノーベル物理学賞を受賞した。
プランクは二男二女の父であったが、長男を第一次世界大戦で亡くし、二人の娘を出産で亡くしている。次男も1944年にヒットラーの暗殺に加わったとして処刑されている。ヒットラー政権に批判的な立場でドイツに残り続けたが、1944年のベルリン空襲で家財を全て消い、ゲッティンゲンで終戦を迎えた。その後カイザー・ウィルヘルム研究所再建に尽力し、同研究所はマックス・プランク研究所と改名され、プランクは1946年に名誉会長となった。翌年ゲッティンゲンで死亡、89歳であった。

2024年10月10日更新

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    マックス・プランク、1933年ベルリンにて
    https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Max_Planck_1933.jpg