ユリウス暦
よみ方
ゆりうすれき
英 語
Julian calendar
説 明
古代ローマの独裁官ユリウス・カエサル (J. Caesar)が紀元前46年に、それまで使われていたローマ暦を廃して新たに制定し、紀元前45年から採用した暦。太陽暦である。グレゴリオ暦が採用されるまで、1600年以上に渡ってローマとキリスト教世界で広く使われた。 平年を365日とし、4年ごとに366日のうるう(閏)年を置くという置閏法により、1年の平均の長さを (365×4+1)/4=365.25 日とした。紀元前8年に、皇帝アウグスツス(Augustus)が運用の誤りを正し小改訂を行った。各月の呼び名と日数の割り振り、2月を28日として、うるう年には2月29日を設けることなどグレゴリオ暦のルーツがここでできた。季節とのずれが1年で0.01日あり、1582年のグレゴリオ暦への改暦時点では、10日近くにもなっていた。
2023年09月15日更新
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