超増感
よみ方
ちょうぞうかん
英 語
hypersensitization
説 明
写真乳剤の感度を使用直前の処理によって高める操作。弱い光をわずかに当てる前露光、水素やアンモニアなどのガスにさらす方法、水や何らかの物質の水溶液に浸す方法などがある。天文観測の精度を上げるために微粒子の写真乳剤が用いられるようになってから超増感の必要性が高まった。露光する前に写真乾板をフォーミングガス(窒素中に数%の水素を混入したガス)を封入した容器に入れて50℃程度で数時間保つベーキング法と、主に赤い光に感度を持つ乾板に対して行われた、約1万倍に薄めた硝酸銀水溶液に3分程度浸して手早く乾燥させる硝酸銀水浴法が広く行われた。
2022年01月24日更新
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