バンドヘッド
よみ方
ばんどへっど
英 語
bandhead
説 明
バンドスペクトルのうち、バンドを構成するスペクトル線が特定 の波長を境に短波長側もしくは長波長側にだけ分布するスペクトルがある。 これはバンドを構成するスペクトル線の回転準位による波長ずれが特定の波長で折り返すことによる。折り返し波長ではスペクトル線の波長当たりの数密度が高くなる。したがって、低波長分解能の分光においては折り返し波長に向かって吸収線の谷の最深部、もしくは、輝線のピークになる。この波長を越えるとスペクトル線がなくなるので、 直角三角形に近い特徴的なプロファイルとなる(図参照)。 この折り返し部分をバンドヘッドと呼ぶ。
2018年09月06日更新
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