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「画像説明文」に含まれる"Coinhero网:(www.hkotc.cc),LSA"の検索結果(13件)

X線パルサー X-ray pulsar

X線を放射するパルサー。多くは連星系をなしており、通常の恒星から強い磁場を持つ中性子星の周囲にガスが質量降着することにより、ガスの重力エネルギーが解放されてX線を放射する。この際角運動量を中性子星に与えて、パルサーの回転[…]

低速脈動B型星 slowly pulsating B stars

低速脈動B型星は、質量3〜7太陽質量の主系列星段階の脈動変光星である。英語名称のSlowly Pulsating B star からSPB星ともよばれる。脈動周期は約半日から数日で、非動径gモード振動(脈動)をしている。[…]

特異X線パルサー anomalous X-ray pulsar

X線を放射する単独パルサーであり、その放射エネルギーを回転エネルギーでは賄い切れない特異な天体。連星系を形成している証拠もないことから、質量降着もエネルギー源として考えにくい。多くは超新星残骸の中心で発見されることから数[…]

二重パルサー連星 double pulsar binary

連星を構成する天体が両方ともパルサー(中性子星)として検出されている連星系。現在 J0737-3039ただ一つの連星のみである。先に発見されたパルサー PSR J0737-3039A の自転周期は0.023秒, 後から発[…]

パルサー pulsar

強い磁場を持ち回転する中性子星。回転軸に対して磁軸が傾いているため、中性子星の自転に同期して周期的な電磁放射が観測される(灯台モデル, 模式図を参照)。放射は電波からガンマ線に至る幅広い波長帯域で観測されている。 […]

パルサー星雲 pulsar wind nebula(PWN)

太陽から太陽風が吹いているように、パルサーからはパルサー風というプラズマ風が吹き出している(パルサーの項目を参照)。パルサー風とそのパルサーを形成した際の超新星残骸で放出された物質とが衝突して、衝撃波を形成する。そこで衝[…]

パルサータイミングアレイ pulsar timing array

パルサー、特にミリ秒パルサーのパルス放射は非常に安定な周期を持つことから、この周期を精密に測定することでパルサーと地球との間を伝播する重力波による周期変化を検出することが可能である。単体のパルサーだけでは天体固有の周期変[…]

パルサータイミング法 pulsar-timing method

中性子星(パルサー)の周りを公転する惑星の検出方法。もし中性子星に惑星があると、中性子星は惑星の重力を受け、惑星との共通重心の周りを公転する。惑星の軌道面が視線方向に対して垂直でない限り、中性子星は視線方向に運動し、中性[…]

パルサー連星 pulsar binary

その片方がパルサー(中性子星)である連星。双方ともパルサーである二重パルサー連星も含むほか、片方がパルサーであって、もう一方がブラックホール、白色矮星、中性子星、あるいは通常の恒星である連星を含む、幅広い連星系に対して用[…]

変則的セファイド anomalous Cepheid

セファイド変光星は、恒星が主系列段階を終えたのち巨星となり、中心核でヘリウム燃焼が起こっている段階でHR図上のセファイド不安定帯(脈動不安定帯ともいう)と呼ばれる領域を通過する際に動径脈動が励起され、脈動変光星となってい[…]

脈動変光星 pulsating variable

星自身が膨張と収縮を繰り返すために明るさが変化する星。セファイドやミラ型変光星では星全体がほぼ球対称形を保ったまま膨張と収縮(動径振動)をしており、基準振動を行うもののほか、半径方向に複数の節をもつ倍振動をしているものも[…]

ミリ秒パルサー millisecond pulsar

自転周期1-10ミリ秒で 104 テスラ(= 108 ガウス)程度の磁場をもつパルサーをミリ秒パルサーと呼ぶ。通常の電波パルサーは数10ミリ秒以上の周期と 108 テスラ(= 1012 ガウス)程度の磁場を持っており、年[…]

連星パルサー binary pulsar

パルサー連星を参照。二重パルサー連星を指すこともある。