ミー散乱
よみ方
みーさんらん
英 語
Mie scattering
説 明
球形粒子による光の散乱のことを指す。1908 年に出版されたミー(G. Mie)の論文で厳密に定式化されたため、このように呼ばれる。また、この理論のことをミー理論と呼ぶ。
散乱される光の波長よりもはるかに小さい粒子による散乱現象をレイリー散乱と呼ぶ。本来、ミー理論はレイリー散乱の場合も含むが、散乱される光の波長と同じ程度か大きいサイズの球形粒子による散乱のことを指してミー散乱と呼ぶことがある。散乱される光の波長に比べて、散乱する粒子のサイズが大きくなると、前方散乱が卓越するようになることが特徴である。
2018年10月06日更新
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