測地衛星
よみ方
そくちえいせい
英 語
geodesic satellite
説 明
衛星レーザー測距(SLR)により地球のデータを収集するために作られた、球形の人工衛星。表面には数多くのコーナーキューブリフレクタが搭載されており、これで地上からのレーザー光を反射する。軌道や姿勢制御の機能がないので、衛星の寿命に限りがなく、長期にわたり純粋な軌道の進化を見ることができる。また、球形で姿勢依存性がないため、重心とレーザーパルスの反射点の距離はほぼ一定であり、高精度な測距が可能である。
日本でも1986年に測地衛星あじさいが打ち上げられており、海上保安庁による離島の経緯度観測に大きな役割を果たした。
2018年12月27日更新
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