サブミリ波
よみ方
さぶみりは
英 語
submillimeter(radio)wave
説 明
電波の中で最も短い波長(0.1-1 mm程度)をもつものの名称。
ミリ波やサブミリ波では低温度の星間物質(分子雲や星間ダスト)中にある分子の輝線が多く観測される他、ダストの熱放射もこの波長域に強度ピークを持つ。サブミリ波は地球大気中の水蒸気により吸収されるので、乾燥した高地でないと観測が難しい。サブミリ波で多くの成果を挙げているアルマ望遠鏡は、チリのアタカマ砂漠の高地(標高5000 m)に設置されている。アタカマ砂漠の年間降水量は100 mm 以下で、世界で最も乾燥した場所の一つと言われている。電磁波も参照。
2023年02月09日更新
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