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ウェスターボルク電波天文台

 

よみ方

うぇすたーぼるくでんぱてんもんだい

英 語

Westerbork Radio Observatory

説 明

オランダ電波天文学研究所(ASTRON)によって運用されている電波天文台。フローニンゲンの南40 kmほどのウェスターボルクに位置し、ウェスターボルク開口合成電波望遠鏡(ウェスターボルク電波望遠鏡またはWSRTと略すことが多い)を擁する。ウェスターボルク開口合成電波望遠鏡は口径25 mのアンテナ14台からなる開口合成望遠鏡で、1970年に観測を開始した。波長3.6~110 cmでの観測が可能で、超新星残骸などを起源とする、高エネルギー電子と磁場の相互作用で生じる電波連続波や、中性水素原子ガス雲からの21cm線などを主な観測対象としている。
ホームページ:https://www.astron.nl/telescopes/wsrt-apertif/

2020年12月16日更新

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    ウェスターボルク開口合成電波望遠鏡。全部で14基のアンテナが直線上に配置されている。
    https://www.astron.nl/sites/astron.nl/files/cms/WSRT-02.jpg