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定常宇宙論

 

よみ方

ていじょううちゅうろん

英 語

stationary cosmology

説 明

宇宙には始まりも終わりもない、という宇宙論。古くは宇宙項を導入したアインシュタイン(A. Einstein)の静的宇宙があったが、これは摂動に対して不安定なので、実現不可能な解であった。ハッブル(E. Hubble)による宇宙膨張則発見以後も、エネルギー保存則を破った物質生成を仮定するホイル(F. Hoyle)の定常宇宙論が提唱されたが、宇宙マイクロ波背景放射軽元素の起源を説明しがたいなどの問題点を持ち、何より熱力学の第2法則に矛盾するという理論的な困難を持つため今日ではすたれた理論である。ビッグバン宇宙論も参照。

2018年03月24日更新

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