天文学辞典 | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

視差

高

よみ方

しさ

英 語

parallax

説 明

異なる二つの地点から見た天体の位置(方向)の差。二つの地点が地球中心と地表の観測地の場合は地心視差あるいは地平視差、太陽と地球の場合は年周視差あるいは三角視差と呼ばれる。これらは三角測量の要領で距離rと関係付けることができ、まとめて幾何学的視差と呼ぶこともある。視差をpとすると、\sin p = a/rとなる。ただし、aは地平視差の場合は地球半径、年周視差の場合は1天文単位(au)となる。
年周視差は宇宙の距離測定において重要な役割を果たす。年周視差が1秒角になる距離が1パーセク(2.0626x105 au)である。また、天文学では、星の距離を求める手法を一般的に「視差」と呼ぶ慣習があり、力学視差分光視差統計視差などの用語がある。

2019年10月13日更新

関連画像

視差
* 視差の説明図(クレジット:国立天文台暦計算室)
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/BBEBBAB9.html
* 年周視差と1パーセクの定義 (作成 岡村定矩)