天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

L₂点

 

よみ方

えるつーてん

英 語

L₂ point

説 明

ラグランジュ点の1つの名称。質量を持つ2つの天体が相互の重心の周りを回っている中に、3つ目の小質量天体がある場合(制限三体問題)において、2つの天体からの重力と円運動する小質量天体に働く遠心力がつり合う5つの点({\rm L_1}から{\rm L_5}まで番号をつけて呼ばれる)をラグランジュ点という。このうち2つの天体を結ぶ線上にあって、軽い方の天体の外側にある点を{\rm L_2}点という。
太陽と地球が作る{\rm L_2}点は、太陽とちょうど反対側で地球から約150万 kmの距離にあり、観測衛星の軌道として都合が良いと考えられている。なぜなら、衛星は地球とともに太陽を周回できること、十分地球から離れていて地球の磁気圏の影響などが弱いこと、{\rm L_2}から見て太陽と地球は同じ方向にあるので両者を視野から外して衛星観測を実行しやすいことなどがあげられる。

2018年03月12日更新

関連画像

太陽と地球の系における5つのラグランジュ点
(NASA / WMAP Science Team)http://map.gsfc.nasa.gov/