天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

ベッセル年

 

よみ方

べっせるねん

英 語

Besselian year

説 明

日常生活に用いられる1年は365日あるいは366日であるが、年によって変わるのは不便である。日常的な年と天文学的な計算の便を兼ねるために考案されたのがベッセル年であり、ほぼ1太陽年の長さに等しい。
具体的には平均太陽の赤経が18h40m(280°)となる瞬間に始まり、再びこの値に戻るまでの時間を1年として定義する。最初にこの値を用いたドイツの天文学者ベッセル(F. Bessel)にちなんで名付けられている。ベッセル年の初め(ベッセル年初)は現在の太陽暦の年初に近い。1984年以前には、天体の運動理論、座標系の元期(B1900.0, B1950.0など)、および時間の単位として用いられた。

ベッセル年の長さは厳密には一定にはならず不便であるので、現在では長さの一定なユリウス年を使うことが多い。

2018年04月13日更新

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