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原子、分子、イオンの量子力学的な微視的状態のエネルギーが上がること。量子力学によると粒子の微視的状態は離散的な多数のレベルに分かれる。その各レベルは対応するエネルギーで区別されるため、エネルギー準位と呼ばれる。そのエネル […]
原子、分子、イオンの量子力学的な微視的励起状態を表す温度。 量子力学によると粒子の微視的状態は離散的な多数のレベルに分かれる。その各レベルへの分布確率は熱平衡状態ではボルツマン分布に従う。そのボルツマン分布に現れる温度パ […]
ある波長範囲でどの波長でも強度があるスペクトル。すなわちどんなに高い分解能で分光してもスペクトル線が見られないものをいう。連続スペクトルとスペクトル線が共存する場合、連続スペクトルの部分を連続光(連続波)を意味する コン […]
素粒子の分類の一族で、スピンが半整数の粒子をフェルミオンというが、その中で最も基本的な粒子はスピン1/2を持つ。スピン1/2をもつ粒子にはクォークとレプトンの2種類がある。クォークはバリオン数を持ちすべての相互作用をする […]
デンマークの天文学者(1644-1710)。木星衛星の食現象の観測から、光速度に関する定量的な数値を1676年に初めて求めた。デンマークで天文学を研究しているとき、パリ天文台からティコ・ブラーエ(Tycho Brahe) […]
レーザーを光源に用いたマイケルソン干渉計。レーザーは位相が揃ったコヒーレントな光であるため、可干渉性に優れる。ごく微小な位相変化をとらえて重力波の検出に用いるには、干渉計の腕を波長に合わせ非常に長くとる必要があるため、光 […]
レーザーを高速でパルス状にしてターゲットとなるコーナーキューブに短時間照射し、測定された射出光と反射光パルスの時間差の半分に光速を掛けて距離とする測距方法。ターゲットまでの方位角と高度角も同時に測定することで3次元的な位 […]
電波望遠鏡や電波アンテナを保護するために設けられたドーム。英語の発音通りのレイドーム、あるいはレードームと書かれることもある。電波を透過する材質で作られるので、光学望遠鏡のドームのような開口部はなく、望遠鏡を完全に覆って […]
X線望遠鏡に用いる薄い反射鏡基板の製造法の一つ。磨き上げた円柱状のマンドレル(反射鏡の母型)に金の薄膜をコートし、その上にアルミ板を接着するか、ニッケル層をメッキ法で生成する。金属板をマンドレルからはぎ取ると、金の薄膜が […]
光学系の分解能の基準の一つ。2つの近接した像点を2つであると区別できる限界として、1つの像点の回折による拡がりの第1極小点に2つ目の像点がある状態とする基準。このとき、2つの像点はそれぞれ光強度のピークとなり、その間には […]
補償光学系で波面測定の参照光源として利用できる明るい星が、観測対象天体のすぐ近くにない場合に、地上から高出力レーザービームを放って上空で発光する人工光源星をつくる。この人工星のことをいう。それまで明るい星のごく周辺でしか […]
時の流れ(暦日:れきじつ)を測り記録し将来に向けて予測する体系をいう。そのための方法論(暦法)を含めることもある。「こよみ」と読まれることも多い。英語のephemeris(エフェメリス)は主に後述する「天体暦」を指すが、 […]
球対称な自己重力系の構造を表す方程式。名称はレーン(J.H. Lane)とエムデン(R. Emden)からとられている。恒星の内部構造は、静水圧平衡、連続の式、状態方程式、エネルギー輸送、エネルギー保存、および吸収係数の […]
国立天文台がその設置目的(国立大学法人法施行規則第1条)の一つである『暦書』の編製として刊行する冊子であり、法律上の基礎を持つ日本の公式の暦である。暦象年表には、二十四節気、朔弦望、日月食などの天文現象や太陽、月、惑星の […]
太陽系天体の位置観測に基づいて決める時刻系。平均太陽時は地球の自転をもとにした時刻系であるが、観測精度が高まるにつれて地球の自転が一様ではないことがわかってきた。一方、太陽系天体の運動はほぼニュートン(I. Newton […]
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