天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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2024年07月10日 天文学史

空中望遠鏡

屈折望遠鏡の一種。対物レンズを空中高く吊し、それを地上の観察者が手元に置いた接眼レンズでみる構造になったもの。接眼レンズ、および、光軸に対して横からの迷光を遮断するための遮光板も対物レンズと同じ支柱からぶら下げているが、 […]

2024年02月21日 人名

グールド

グールド(Benjamin Apthorp Gould;1824-96)はアメリカの天文学者。ボストンに生まれ、1844年にハーバード大学卒業後ドイツに渡ってガウスに学び、彗星と小惑星の運動について研究した。1848年に […]

2022年01月12日 装置・施設・データベース

XRISM衛星

2016年に姿勢制御系の不具合のため短期間で運用終了したX線天文衛星「ひとみ衛星(Astro-H)」の後継機。宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 宇宙科学研究所 (ISAS) がアメリカ航空宇宙局 (NASA)、ヨーロッ […]

2019年08月17日 宇宙の進化

グレートアトラクター

天の川銀河(銀河系)の中心に近い方向(銀経307度、銀緯+9度)で後退速度4350±50 kms-1(ハッブル定数を75 kms-1Mpc-1とすると距離約60 Mpc=2億光年)の位置にあり、局所超銀河団の銀河を引き寄 […]

2019年06月05日 理論

屈折の法則

スネルの法則を参照。

2019年06月03日 理論

屈折率

真空中の光速度を物質中の光速度で割った値がその物質の屈折率である。 図1左は真空中から物質(光が伝わる物質という観点で媒質と呼ばれることが多い)に光が入射する経路を示している。光速度が真空中(c)と媒質中(v)では異なる […]

2018年09月27日 装置・施設・データベース

グリニッジ天文台

グリニッジ王立天文台を参照。

2018年02月21日 装置・施設・データベース

クリミア天文台

クリミア天体物理天文台参照。

2018年02月20日 装置・施設・データベース

GRAPE

東京大学と国立天文台などで開発されてきた重力多体シミュレーション専用計算機。 基本的に、粒子間のニュートン重力相互作用の計算を専用ハードウェアで行うことで、汎用計算機に比べて安価で高性能を実現する。1989 年に完成した […]

2017年09月25日 装置・施設・データベース

GLAST衛星

Gamma-ray Large Area Space Telescopeの頭文字をとった呼び名。 フェルミ衛星を参照。

2017年08月26日 太陽系

クレーター

隕石や小天体の衝突で形成される、円形の窪地とそれを取り囲むリムと呼ばれる円環状の高まりから構成される地形。隕石孔とも言う。断面がおわん型のもの、平底型のもの、中央に高まり(中央丘)があるもの、多重のリムから構成されている […]

2017年08月26日 太陽系

クラスレートハイドレート

水素結合による複数の水分子が作るかご型構造(クラスレート構造)の中に、気体分子が取り込まれた水和物のこと。。クラスレート水和物とも呼ぶ。水分子が作るかご型には12, 14, 16面体のものがあり、かごの中に気体分子を取り […]

2017年08月26日 装置・施設・データベース

グリーンバンク100-m電波望遠鏡

アメリカ国立電波天文台が西バージニア州のグリーンバンクで運用している電波望遠鏡で愛称はロバートビアド望遠鏡。GBTと略称されることも多い。オフセットカセグレン(軸外し光学系としたカセグレン式望遠鏡のこと)の光学系を採用し […]

2017年08月26日 理論

クラマースの不透明度

高温で水素とヘリウムが完全電離した状態の気体における不透明度の近似法。不透明度は 、水素とヘリウムの束縛-自由遷移によって数万度で極大をとり、より高温側では温度の上昇につれて減少する。この近似ではこれが温度の-3.5乗に […]

2017年08月26日 星間物質と星形成

グロビュール

周囲の分子雲から孤立して存在している小型の分子雲。典型的な質量は太陽質量程度である。 質量が太陽質量の十倍程度以上ある大型の孤立したグロビュールを発見者の名前にちなんでボーク(B. Bok)グロビュールと呼び、内部では星 […]

2017年08月26日 星間物質と星形成

クラス0天体

赤外線天文衛星であるIRAS衛星で検出されず、サブミリ波からミリ波以上の長波長の電波でのみ検出された原始星候補天体のこと。 通常は原始星に特有の双極分子流が観測されるため、濃い分子ガスの中に埋もれていて形成途中の若い星だ […]

2017年08月26日 星間物質と星形成

クラスⅠ天体

形成されて間もない若い天体を観測的に分類するための名称。前主系列星の分類には、次式で定義される、波長2.2 μm と25 μmの赤外線波長域でのスペクトルの傾きを表す指標 $\alpha$ が用いられる。 $$\alph […]

2017年08月26日 星間物質と星形成

クラスⅡ天体

クラスⅠ天体、クラス0天体を参照。

2017年08月26日 星間物質と星形成

クラスⅢ天体

クラスⅠ天体、クラス0天体を参照

2017年08月26日 銀河・銀河団

クェーサー

最も明るい部類の活動銀河核(AGN)。もともとは、恒星(点源)のように見える天体(quasi-stellar object)という意味の英語から作られた造語であり、日本語では準星あるいは準恒星状天体と訳されることもある。 […]


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関連画像

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代表的なクェーサー3C273。ハッブル宇宙望遠鏡による撮像。おとめ座の方向にあり、見かけ等級は約13等、赤方偏移は z=0.158である。知られているクェーサーの中では最も近い部類に入る。左の写真は通常の画像で、明るい点源に見える。右斜め下に伸びている細長い構造は、クェーサーから出たジェットである。右の画像は、コロナグラフという装置を使ってクェーサー本体を隠して得られた画像。クェーサーの強い光が遮られたおかげで、通常では見えない母銀河の姿が確認できる。左図の白い長方形が右図の視野に当たる。(クレジット:NASA)。
http://hubblesite.org/newscenter/archive/releases/2003/03/image/b/