ロスランド平均不透明度
よみ方
ろすらんどへいきんふとうめいど
英 語
Rosseland mean opacity
説 明
光の振動数に依存する吸収係数を、振動数に対して平均をとったもの。熱の輸送率に対する平均をとるために、プランク関数の温度微分を重みとして掛け、振動数に対して調和平均をとる。これにより、星内部の放射によるエネルギー輸送は温度勾配で決まる形に書ける。単に不透明度とも呼ばれ、与えられた元素組成に対して密度と温度の関数として変化し、高温で低密度の環境では電子散乱による不透明度が卓越し、より低温かつ高密度では電子の自由-自由遷移(制動放射)、束縛-自由遷移、束縛-束縛遷移(線吸収)過程などが寄与する。
2019年12月16日更新
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