オサイリス・レックス
よみ方
おさいりすれっくす
英 語
OSIRIS-REx
説 明
オサイリス・レックス(OSIRIS-REx;オシリス・レックスとも呼ばれる)は、アメリカ航空宇宙局のゴダード宇宙飛行センター (NASA/GSFC) が、アリゾナ大学の月惑星研究所などと共同開発した小惑星探査機。「アメリカ版はやぶさ」とも称され、小惑星ベンヌ(Bennu;べヌーとも呼ばれる)からのサンプルリターンを目的として2016年9月に打ち上げられた。2018年12月にベンヌとのランデブーに成功し、2020年10月にベンヌ表面から試料を採取、2023年9月にサンプル入りのカプセルを地球へ投下、推定250gの試料を採取することに成功した。
探査機本体は、再突入カプセルを分離後にミッション名をOSIRIS-APEXと改め、小惑星アポフィス(99942 Apophis)の周回探査(2029年到着予定)に移行している。
OSIRISは Origins, Spectral Interpretation, Resource Identification, Security の頭字語で、古代エジプトの神「オシリス」を表しているので日本語ではオシリスと発音されることが多いが、アメリカでは「オサイリス」に近い発音となる。ちなみにREx(レックス)はRegolith Explorerで「王」を意味するラテン語、APEX(エイペックス)はAPophis EXplorerの略である。
2024年05月03日更新
この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。
受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。