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太陽圏

高

よみ方

たいようけん

英 語

heliosphere

説 明

太陽から流出する太陽風の勢力圏を太陽圏という。太陽風は太陽系外縁部で天の川銀河銀河系)内の星間物質星間磁場と衝突し、終端衝撃波(termination shock)を形成する。この外側をヘリオシース(heliosheath)または内部ヘリオシース(inner heliosheath)と呼び、この領域では太陽風は亜音速にまで減速されている。減速した太陽風はさらに外側で星間物質と完全に混ざり合い、太陽風の勢力圏は終了する。この境界面をヘリオポーズ(heliopause)と呼ぶ。ヘリオポーズのすぐ外側にある星間物質をvery local interstellar medium(略してVLISM)、その領域を外部ヘリオシース(outer heliosheath)と呼ぶこともある。
アメリカ航空宇宙局(NASA)のボイジャー探査機1号は2004年12月に太陽から94天文単位の距離で終端衝撃波面を、2012年8月に121天文単位でヘリオポーズを通過した。ボイジャー1号とは異なる方向に向かったボイジャー2号は2007年8月に84天文単位の距離で終端衝撃波面を通過し、2018年11月に119天文単位でヘリオポーズを通過し太陽圏を脱出した。 ボイジャー探査機の「その場」(in situ)観測に加え、アメリカ航空宇宙局(NASA)のInterstellar Boundary Explorer(IBEX)探査機による地球近傍での電気的に中性な星間物質の観測により、太陽圏の形は非対称的で歪んだものであると考えられている。

2018年12月12日更新

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    * 太陽圏の断面の模式図。
    ボイジャー1, 2号の位置と太陽圏。(クレジット NASA)
    https://voyager.jpl.nasa.gov/ (2018年12月12日閲覧)