天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

チャンドラ衛星

 

よみ方

ちゃんどらえいせい

英 語

Chandra X-ray Observatory

説 明

(Chandra X-ray Observatory) 1999年7月にアメリカ航空宇宙局(NASA)が打ち上げたX線天文学 衛星で、スペースシャトルにより軌道に投入されたグレートオブザーバトリーズ(Great Observatories)シリーズ4機のうち一つである。高精度のX線望遠鏡を搭載し、0.5秒角というX線衛星史上最高の角分解能と、回折格子を用いた波長分解能40-2000の分光性能を持ち、2017年11月現在も観測を続けている。チャンドラの名は天体物理学者チャンドラセカール(S. Chandrasekhar)に由来する。
ホームページ:https://www.nasa.gov/mission_pages/chandra/main/index.html

2022年11月20日更新

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます

    * チャンドラ衛星の内部構造
    小山勝二・満田和久「X線の観測」、シリーズ現代の天文学第17巻、井上・小山・高橋・水本編『宇宙の観測III』1章 図1.14(日本評論社)
    (原図は Weisskopf et al. 2002, PASP, 114, 1)
    チャンドラ衛星の外観図(NASA)